人それぞれ”ご贔屓ブランド”

人それぞれ"ご贔屓ブランド"を持っているものだ。




例えば自分の場合、携帯電話のキャリアは、auだ。

auは、単純にカッコいい。ブランド感が高い。

なにより、二番手という立ち位置が、いい。

アカレンジャーではなく、アオレンジャー、なのだ。




航空会社の、どちらを贔屓するか、これも大事だ。

自分の場合、ANA

ANA出身の先輩がいるので、マイレージを貯める

のにANAカードを作って、以来、ずっとANA




ポカリスエットではなく、アクエリアスを贔屓している。



ガソリンを入れるときは、出光と決めている。





・・・・・だから何なんだ、と言われそうだが、

実は、昨夜に飲んだワインがまだ頭に残っていて、

あまり起伏のある文章を書けそうにもないので、

このまま続けさせてもらうことにする。





クレジットカードは、JCBだ。

元々AMEXを使っていたのだが、あるとき友人から、

日本で生活するならJCB、海外によく行くならVISA、

アメリカが好きならAMEX、って感じだよねと言われ、

なんだか恥ずかしくなって、以来、JCBに替えた。




コンビニは、ファミリーマート

他のコンビニより、店内が明るい。間違いない。

蛍光灯のワット数が高いのか、取り替え頻度が高いのか、

どうにせよ、あれは他のコンビニも見習うべきだ。




パソコンは、パナソニック

デザインが秀逸だ。使いやすい。何より、おしゃれ。

シャープのパソコンもおしゃれだが、液晶が壊れやすい。

"液晶はSHARP"というフレーズに騙されてはいけない。




音響機器は、必ずビクターと決めている。

ビクターといえば、蓄音機の前に座る犬、のマークが

有名だが、あのマークが生まれた逸話を知って感動し、

以来、自分は生涯、ビクターを愛することに決めた。




衣服の贔屓ブランドを挙げればキリがない。

スーツにせよカジュアルにせよ、パンツはアルマーニだ。

理由は単純で、幅の広いパンツは、アルマーニにしかない。

昨今、細身のパンツが流行っているが、自分は嫌いだ。

履いて楽なほうがいい。そうなると自動的にアルマーニ




いまはスーツスタイルになる機会が少なくなってしまったが、

自分は、時計にまったく興味がなかったので、

その分の経費を、エルメスのネクタイを買うことに回した。

安い買い物ではなかったが、まあスーツスタイルである以上、

どこか一箇所ぐらいはこだわっておいたほうがいいかと思い、

財布の出血を覚悟で贔屓した。質もデザインも文句無し。




肌着やパジャマは、アクアスキュータム

いくぶんマニアックなブランドだが、肌触りが素晴らしい。

アルマーニやグッチといった、デザイン重視のブランドも

肌着を販売しているが、肌着やパジャマになってくると、

デザインではなく品質重視のブランドを選ぶべきだろう。




趣味の方面の贔屓ブランドを挙げるなら、

ビリヤードのキューは、MEZZ社のものと決めている。

アール・ストリックランドという名ハスラーが使っていた。

憧れの人に影響を受けて贔屓ブランドが決まる、という

パターンだ。女性だけでなく、男性もこのパターンが多い。




しゃぼん玉石鹸も、かなり長く贔屓しているブランドだ。

しゃぼん玉、以外の石鹸は、どれも石鹸とは呼べない。

使ってみれば、一ヶ月でその意味が分かる。

以前、会社の部下の女の子たちに、

自分がしゃぼん玉石鹸の愛用者だと言ったところ、

なぜか爆笑された。キャラに合わなかったのだろう。

騙されたと思って使ってみろよ!と熱弁したところ、

その甲斐あって、半年後には皆、しゃぼん玉石鹸の

愛用者になった。




栗山米菓は、最も贔屓しているブランドのひとつだ。

ばかうけ」という妙な名のスナック菓子で有名だが、

これを食べるたび、なぜこんなに美味しいのか、と

いつも感動してしまう。

数ヶ月前に海外へ行ったとき、この、ばかうけ

食べられない苦しみが思いのほか大きく、

帰国の成田空港へ着いてすぐに売店へ駆けこみ、

ソファーベンチにひとり座って、猿のようにむさぼり

喰った。やっぱり日本がいい、と、ホッとした。





以上。

オチがまったくつかないが、それは予定通りだ。




END